日本アルプスが連なる高地にある長野県は、ワインの原料となるブドウ栽培には理想的な環境下にあります。
そんな長野県には、かねてから日本を代表するワイナリーと温泉が数多く存在してきました。
ここでは、そんな長野県のワイナリーと温泉を、ワイン好きのみなさんに特に足を運んでいただきたい4カ所を選んでご紹介します。
☆広がる大自然の中にある安曇野ワイナリー
北アルプスのふもとに広がる大地にあるのが安曇野ワイナリーです。
安曇野は水がきれいなこと、寒暖の差が激しい気候など、ワイン造りにおいて日本でも有数の好条件がそろっている土地です。
そのような土地にある自社栽培のブドウ畑が、毎日スタッフの努力によって守り続けられています。
センターハウスには、試飲カウンター、テラス、カフェ、ショップなどさまざまな設備が充実しており、ワインをじっくりと味わえます。そして、これだけ広大なワイナリーであるにも関わらず、なんと見学は無料。
スタッフが付き添って、丁寧にワイン造りの過程を教えてくれます。ワインの製造販売だけでなく、そこにこめられた思いを知ってほしい、そんな熱い気持ちのあるワイナリーです。
また、ワインだけでなく飲むヨーグルトの製造販売も行なわれていますので、お子さま連れでも楽しんでもらえるでしょう。
安曇野ワイナリー
〒399-8103
長野県安曇野市三郷小倉6687-5
Tel:0263-77-7700
歴史を刻む山奥の秘湯「中房温泉」
中房温泉(なかぶさおんせん)では、すべてのお風呂が源泉掛け流し100%の本物の天然温泉です。
日本アルプスの中腹、海抜1,462メートルの燕岳登山口にある中房温泉は、文政4年に開湯し、山深き谷あいの出で湯として名高く、昔からの湯治場の良き面影を残しながら現在に至ります。
中房温泉は、周囲の大自然によくとけ込み、やわらかい泉質とともに信州の代表的な温泉として知られております。
有明 中房温泉
〒399-8306
長野県安曇野市穂高有明7226
TEL:0263-77-1488
☆無料見学プログラムが充実のマンズワイン小諸ワイナリー
長野県東部にある小諸市にあるワイナリーが、マンズワイン小諸ワイナリーです。
このワイナリーの特長は、なんといっても充実した施設見学のプログラムにあります。
まず、見学者にはオリエンテーションルームにて、スタッフのお話や映像で小諸ワイナリーの歴史が紹介されます。
次に、ブドウ畑にて見学。季節によっては実際にブドウに触れることも可能です。
そして、樽に入ったワインが置かれた熟成庫。ここで長い歳月をかけてワインが深い味になっていくのです。ワインを貯蔵するタンクも見られます。
その後、実際に作られたワインを試飲できるのですが、これらのプログラムがすべて無料で体験できるのです。ワイン好きにはたまらない時間になりそうです。
マンズワイン小諸ワイナリー
〒384-0043
長野県小諸市諸375
0267-22-6341(売店直通)
標高2000mのランプの宿「高峰温泉」
今からさかのぼること100年以上も前の明治初期当時、深沢川下流から約12キロ川沿いの山道をのぼって行く所に、地元の農家の方が家畜のえさの牧草を刈りに来たその帰り、岩のところから涌き出る温泉を見つけました。
そのお湯を桶を伏せたところに入れた簡単な野天風呂が、山奥の温泉としての始まりでした。
現在は山小屋風ランプの宿となり、ランプの灯と共に皆様をお迎えします。
高峰温泉
〒384-0041
長野県小諸市高峰高原
TEL:0267-25-2000
☆希少なワインを生み出す五一わいん
1911年から開園した伝統のワイナリーが五一わいんです。
100年以上の歴史を誇る五一わいんでは、希少なワインと出会えることが魅力です。
例えば、わざと表面をカビに感染させることで糖度を高めるという栽培法によってつくられた「貴腐ブドウ」のワインです。
貴腐ブドウは収穫量が少ないため、貴腐ブドウのワインもまた、希少価値があります。通常のワインにはない甘みがある貴腐ワインは、愛好家ならずともたいへん人気のあるワインです。
その他、自社栽培されたワインから作られた「エステート」シリーズなど、個性あふれるラインナップが揃っています。
株式会社林農園
〒399-6461
長野県塩尻市宗賀1298-170
TEL 0263-52-0059
素晴らしい眺めの露天風呂「崖の湯温泉 薬師平茜宿」
松本平を一望に見渡す高ボッチ山麓高台に白樺の大自然に囲まれて建つ宿。
さえぎるものの無いすばらしい北アルプスの展望をお楽しみください。
民芸家具や果実酒入りの瓶など、信州の素朴な民家を思わせるインテリアに心が和む一軒宿です。
崖の湯 薬師平茜宿
〒399-0023
長野県松本市内田3405
TEL:0263-58-2141
スポンサードリンク
☆ワインコンクールで高評価された山辺ワイナリー
松本の緑に囲まれた場所にあるのが山辺ワイナリーです。
(出典:山辺ワイナリー通信)
松本平産ブドウ100%でのワイン造りにこだわっており、他品種とのブレンドは行なっていません。
そこでつくられる山辺ワインは日本ワインコンクールでも高く評価されるなど、注目を集めています。
その製法の特長は、原料となる山辺ぶどうを冷やしてから搾ること。冷やすことによって、ブドウの酵素活性をおさえ、本来の風味を逃さないのです。また、さわやかな山辺ワイン(白ワイン)の味は、冷却タンクの中で混濁物質を自然沈降させて澄み切った果汁を生み出すこだわりの賜物でもあります。
その他にも人力によるさまざまな努力が、山辺ワインの唯一無二の味わいを生み出しているのです。
松本の新たな名物スポットとして、ワイン好きなら押さえておきたい場所です。
山辺ワイナリー
〒390-0222
長野県松本市大字入山辺1315-2
TEL:0263-32-3644
名湯の中の名湯「白骨温泉 小梨の湯 笹屋」
白骨温泉といえば中里介山の名作「大菩薩峠」に登場する名湯である。
昔は湯治場で売れ、今は上高地、乗鞍、穂高、高山への拠点として利用客の多い温泉である。
標高1500mの高原、白樺のこずえから流れる小鳥のさえずりを耳に、心静かにひたる温泉らしい硫化水素の湯。
笹屋を起点として二泊でマイカーの方なら、上高地、西穂高ロープウェイ、乗鞍山頂一周は如何だろうか。
小梨の湯(こなしのゆ) 笹屋(ささや)
〒390-1515
長野県松本市安曇4182-1
TEL:0263-93-2132
アナタへの関連記事