近年はワイナリー=ブドウ農家でなく、契約農家からブドウを仕入れてワインの醸造を都市部で行うワイナリーは増えてきましたね。
その中から今回は東京の深川ワイナリー、フジマル醸造所、北海道は小樽にあるOSA WINERYのレポートです。
深川ワイナリー
深川ワイナリーは2016年にできたばかりの、滋賀県のヒトミワイナリーで醸造を行っていた方が、年間25万本のワインを生産する小さなワイナリーです。
1軒家を改装したような仕組みで、人の家に遊びにきた感覚にとらわれます。
毎年同じワインを作るのでなく、仕入れることができたブドウからワインを作るため、年間を通じてタンク6台分のワインの醸造を続けており、ビン詰めしたワインが売り切れしだいそのワインは生産終了になってしまうとのこと。
一部オーストラリアから、凍らせた状態で運輸したブドウからワインを作っていますが、そのほかはその時手に入った日本ブドウを原料にワインを生産しているようです。
ビオでのワイン造りを得意なため、同じ原料のワインでも、ノンフィルターとフィルターのかかったワインの飲み比べなど、普段は中々できない飲み比べができます。
夜はバータイムとなり軽食もでるとのことですので、つい長居してしまいそうですね!
■深川ワイナリー
http://www.fukagawine.tokyo/
〒103-0045
東京都江東区古石場1-4-10 高畠ビル1F
お電話:03-5809-8058
清澄白河 フジマル醸造所
清澄白河フジマル醸造所は大阪に本拠地のあるワイナリーです。
東京では清澄白河にレストランと醸造所を構えています。
2階のレストランで食事又は試飲をすると、中の工場を見学させてもらえます。
ちなみみに、こちらのレストランではイタリア人シェフの作る本格絶品イタリアンを堪能できるので、ぜひ一度はお食事をすることをお勧めします。
フジマル醸造所ではJAと契約し、安定的にブドウを供給できているとのこと。
基本的に女性2人で全ての作業を行っているとのことで、頂いたワインの味も女性的な印象でした。
この2軒は徒歩30分以内の距離にあるので、同時に訪問して、都市型ワイナリーを満喫してはいかがでしょう。
■清澄白河 フジマル醸造所
http://www.papilles.net/winemaking/kiyosumishirakawa/
東京都江東区三好2丁目5-3
TEL:03-3641-7115
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OSA WINERY
最後に訪問はできなかったのですが、非常に興味深かった都市型ワイナリー、OSA WINERY。
小樽のど真ん中に位置する、ここもビオを得意とするワイナリーなのですが、面白いのがそのセパージュ!
I(アイ)という白ワインをグラスで注文したのですが、シャルドネ、ピノノワール、ケルナー、ミュラートゥルガウ、ピノグリ、ツヴァイゲルトレーベ、バッカスの7種!
あまり聞き覚えのない組み合わせですね。
微発泡もしており、お寿司屋さんでいただいたのですが、どのネタにも寄り添う優しい味でした。
■OSA WINERY
http://osawinery.com/
小樽市色内1丁目6番4号 OSA WINERY2F
TEL:0134-61-1955
いかがでしたか?
どこも規模の小さなワイナリーのため、訪問可能か連絡を入れることをお勧めしますが、どこも気軽に訪問できるところが最大の魅力!
都内の大人の遠足に、又は北海道旅行のついでに訪れてみてはいかがでしょうか?