近畿地方にもたくさんのワイナリーが存在することをご存知ですか?
自然に囲まれたワイナリー、深い歴史のあるワイナリー、それぞれに特色のあるワイナリーを旅行がてら巡ってみてはいかがでしょう。
ここでは近畿を代表する4ヶ所のワイナリーをご紹介します。
☆絶景を眺めながらワインを楽しめるワイナリー
近畿地方のワイナリーで特に人気なのが天橋立ワイナリーです。
宮津湾に面した天橋立は、雪舟が描いた絵画でも知られる絶景で有名です。また、海の幸も豊富であり、極上の海鮮料理に合うワインを求めて多くの愛好家がワイナリーに訪れます。
天橋立ワイナリーの特長は、「天然産」へのこだわり。ブドウ畑には除草剤を使わず、宮津湾でとれるカキの殻などの天然肥料でブドウを育てています。また、他の国内産ワインや海外ブランドとのブレンドを行なわず、純性の京都産ワインを守り続けています。
醸造の過程も特徴的で、非加熱処理にこだわり、長年にわたり時間をかけてまろやかな味わいを育んでいきます。
こうした手間ひまのひとつひとつが、ワイナリーの名門として長年続く評価の礎となっているのです。天橋立や宮津湾の心癒される風景を眺めながらワインでランチやディナーを楽しめる、そんな素敵なワイナリーです。特に、デートプランとしておすすめですよ。
☆自然に囲まれた神戸のワイナリー
兵庫県のワイナリーだと神戸ワイナリー(農業公園神戸ワイン城)が有名です。
神戸というと、近畿を代表する都市のひとつですが、この神戸ワイナリーは豊かな自然に囲まれ、訪れるだけで心が温まる場所にあります。
広大なブドウ畑は6月頃に花が咲き、9月の収穫期まで青々と生い茂り、散策コースとしても訪れる人々の目を和ませてくれます。
ワイン工場もワイナリーの敷地内にあり、ガラス越しにワインの製造過程を見学できる仕組みになっています。
他にもワインショップはもちろん、バーベキュー場や陶芸教室などもあり、家族で過ごすには最適のスポットといえるでしょう。春休み、夏休みの連休プランにいかがですか。
☆地方の歴史とともに歩む大阪のワイナリー
大阪府の人気ワイナリーではカタシモワイナリーが挙げられます。
このワイナリーの貯蔵庫は国の指定文化財になっており、いわば国のお墨付き。
昭和初期から栽培されたブドウ畑は「100年畑」との異名を持っています。製造されているのは、1978年に上演された舞台の題材にもなった「河内ワイン」や、市政30周年を記念して作られた「柏原ワイン」など、その歩みは常に柏原市の歴史とともにあります。
ワイン造りは地方の歴史と切っても切り離せない関係にあることが再認識できるでしょう。
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☆常識をくつがえした「にごりワイン」のワイナリー
滋賀県のワイナリーとしては、ヒトミワイナリーをご紹介します。
ここでは、独自の銘柄、「にごりワイン」の製造に力を入れています。
もともとは、醗酵途中のワインを飲んでいた製造元の方が、その甘みに感動し、多くの人に知ってもらいたいと思ったことが「にごりワイン」のはじまりでした。
普通のワインよりも色合いが濃く、透明さがないことから「にごりワイン」の名がついています。これは、ワインの沈殿物である「オリ」が一緒に入っているためです。しかし、飲み心地はどこまでもさわやかです。
ブドウのフルーティさが際立っており、「オリ」は取り除くものとしている教科書的な発想では生み出せない独自の風味で、今では滋賀のワインの代名詞となっています。
「にごりワイン」には甘口タイプや辛口タイプなどの種類があり、今でもより良いワインにするため、毎日の絶え間ない努力が続けられています。
ホームページのコラムからも製造元の熱意が伝わってくるワイナリーです。
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