フランス発の「D-VINE」はワイン版のコーヒーメーカー
新時代のパーソナルソムリエの登場
ワインの世界は、経験を積んだソムリエや専門家によるテイスティングにより具体的に評価されます。
また熟成にかかる時間は10数年以上を要するのが当たり前でもあり、自分の好みのワインに出会うことが難しい世界でもあります。
ラスベガスで毎年開催されている大規模テックトレードショー「CES 2016」に初登場した小さなフランスのスタートアップは、この認識を大きく変えたプロダクト「D-Vine」を登場させました。
「D-Vine」は自動コーヒーマシンのようなボディに、特別に設計された10センチリッターのワインが入ったボトルを挿入して使用します。ボトルはシャブリやロワールのソミュール、ボルドーのポムロールに至るまで様々なワインが用意されていて、このマシンを通すことで適切な温度で提供してくれます。
また、これには人工知能(AI)が搭載されていて、ワインの消費状況やユーザの好きなワインにあわせて「D-Vine」は次のおすすめを提案してくれます。もちろん、気にいるとワンクリックでそのボトルだけをオーダーすることも可能だそう。タブレットとも連動していて、生産地のムービーを見ながらワインを飲むことで、ワインへの造詣も深めることもできます。
さながら、「パーソナルソムリエ」です。
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「D-Vine」のキットはマシーンのみ(890ユーロ)、スターターキット(949ユーロ)、プレミアム(990ユーロ)、グランクリュ(1190ユーロ)の4タイプ。
詳細はD-Vine公式サイト(英語・フランス語)からご覧ください。
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