トゥール市内から車で15分ほどで、ヴーヴレにあるワイナリー「Marc Brédif」に到着。ロワール川沿いにそのワイナリーはあります。
GoogleMapでいうとこのあたり。川の近くにあるせいか、湿気をすごく感じる場所でした。
Marc Brédif(マルク・ブレディフ)とは?
「1893年エルネスト・ブレディフ氏によって創設され、この地で最も早くシャンパン製法を取り入れたクレマン・ド・ロワールを造りだしたのもこのマルク・ブレディフ社によるものでした。1980年にパトリック・ラドゥセット男爵に引き継がれ、これまでの伝統に新たな技術を導入し飛躍的な発展を遂げました。
ヴーヴレイに所有するカーヴは8世紀に端を発し、凝灰岩を掘った当時は穴居として使われていたところで、この地区で最も美しく広大なカーヴとして知られています。
ワインの熟成に最適なこのカーヴでは1874年まで遡るヴィンテージワインが現在も貯蔵されています。」
巨大な洞窟内がワイン貯蔵庫
さっそくワインカーブ(貯蔵庫)を見学させてもらいました。
入った途端にじめっとした湿度とひんやりした空気が印象的でした。この状態がワインの長期熟成を可能にできる環境なんだなとすぐさま理解できました。
見えにくいですが、古いワインは真っ黒なホコリカビがびっしりと付着してます。
樽も新樽、古樽おりまぜて保存してます。
シャンパン製法と同じ作りのムスー(スパークリング)とピュピトル
ビンテージ甘口ワインが飲める
とても広い洞窟内を一番奥まで進んでいくと、年代の書かれたプレートとそこにおいてあるワインの部屋に。まるで聖人の静謐、ここに眠っている魂を感じる場所です。
ここは、ビンテージの甘口ワインを試飲することが可能です。だいたいものにもよりますが、日本円にして5,000円〜試飲可能です。写真は1874年のもの。明治7年です。
感動と畏れ多いあまりに、小声になっちゃいます。
昔のワインの広告(看板)でしょうか?
倉庫には聖人の銅像も
ワインボトルの変遷を知ることができます。
スポンサードリンク
試飲ルームで早速試飲
あまりにも広いワインカーブとその歴史の重みにクラクラし、感動した見学のあとは、お待ちかねの試飲タイム開始です。
Vouvray Sparkling “Bredif Brut Extreme”でまずは乾杯。いやー、なんと美味しいことか。葡萄はシュナン・ブランです。
そして、特に感動したのが、Marc Bredif(Baron Briare) Beauregard Saumur Champigny Vieilles Vignes.
今回のロワールで体感したかった、「これぞ美味いカベルネ・フラン」というワイン!赤い果実+優しい飲み口+エレガントな余韻の三拍子揃った最高傑作!
日本でも欲しいなと探してたら楽天にあるのを発見。個人的に2本買い足しました。
![]() [2001] シノン レゼルヴ・プリヴェ / マルク・ブレディフ 750ml Marc Bredif Chinon Reserve Privee 【 フランスロワール 赤 ワイン 】
|
Marc BredifをあつかってるSHOPが表参道に
Marc Bredifの人から聞いた所、日本でも取扱店があるとの情報が。店舗用にも卸業務をしてますが、一般消費者向けに小売販売もしてますので、是非遊びに行ってみてください。
ブリストル・ジャポン株式会社
東京都渋谷区神宮前5-49-5 ドゥ・ラドゥセット青山ビル
電話:03-6303-8511
FAX:03-6303-8515
http://www.bristol-japon.co.jp/mx/aboutus.html
次回はついに、憧れのニコラ・ジョリの畑に訪問です。
アナタへの関連記事