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第5回ニュージーランド最大都市、オークランドでワイナリー巡り!

神原博之
神原博之


オークランドで秋のワイナリー巡り!

秋真っ盛りの、ニュージーランドに行ってきました。
成田空港からおよそ10時間のフライトを経て、ニュージーランド最大の都市、オークランドに到着します。
この時期のニュージーランドはサマータイムが終わり、日本との時差は4時間から3時間に変更になっています。

さて、以前のコラムでは、オークランド空港に到着してから国内線に乗り継ぎ、ホークス・ベイ地区のワイナリー巡りをご紹介しました。
そこで、もうひとつのプランとしてオークランドに滞在しながらも気軽にワイナリー巡りができるというのが今回の旅の目的です。

それでは、早速まいりましょう。
オークランド中心街から車で30分ほど走らせると、のどかな風景が広がってきます。到着したのは「クメウ」という小さな街。ここには、ワイン好きを唸らすワイナリーが点在しているのです。

たしかに、オークランド近郊のワイナリーがある場所は、どこも本当に小さな街ばかりなのですが、実はこれがワイナリー巡りをするうえで大きなメリットもあるのです。それは、短時間で多くのワイナリーを巡ることができるということ。つまり、時間がない旅行者にとっては非常に効率がいいワイナリー巡りが体験できるのも、オークランドのワイナリー巡りの嬉しいところかもしれません。


世界最高峰のシャルドネを堪能できる「クメウ・リヴァー」

オークランド近郊のワイナリーといっても、もちろん利便性が高いだけではありません。
このクメウという街には、なんと世界に誇る極上のシャルドネを生産しているワインメーカーがあります。
それが、最初にご紹介する「クメウ・リヴァー」です。

ユーゴスラビアから移住してきたブロコヴィッチ一家が1944年に設立したのがはじまりです。
このクメウ・リヴァーはニュージーランドで初めて辛口の赤ワインを造ったり、ニュージーランド初のシャルドネ種の栽培に成功したことで有名です。
特に、ニュージーランド初のマスター・オブ・ワインであるマイケル氏はブルゴーニュスタイルのシャルドネ生産者として世界的にも高い評価を受けています。

そこで、いくつかのシャルドネワインをテイスティングします。
ちなみにですが、ニュージーランドのワイナリーでのテイスティングは、基本的にほぼ無料なのですが、ごく一部のブティックワイナリーでは5ドル程度チャージされることがあります。ですが、たった400円程度でいろいろなワインを飲み比べできることを考えれば、お得感が満載だといえるでしょう。

さて、実際に三種類のシャルドネをテイスティングしましたが、どれも実に個性的な味わいでした。
その中でも特に印象的だったのが、こちらの「MATE’S VINYARD CHARDNNAY」です。


口のなかでピーチやヘーゼルナッツが広がり、滑らかなテクスチャーと独特の個性を感じます。華やかなフルーツのアロマとミネラルが特徴でリッチで美しい凝縮感が魅力的、さらにはフレンチオーク樽によって見事な奥深い味わいに仕上がっています。
さすがは、世界に誇れるシャルドネでした。

実はこのクメウ・リヴァー、日本でも購入可能なのでぜひとも一度試してみてはいかがでしょうか。


続いて向かったワイナリーは、「ソルジャン・エステート」


ソルジャン・エステートは、このクメウ地方ワイナリーの玄関口ともいえる場所に位置し、1927年に最初のぶどうを植え付けた歴史のあるワイナリーです。
この飾ってある3枚の写真からも、歴史を感じさせてくれます。


こちらのワイナリーでのおすすめは、いまニュージーランドでも人気急上昇品種である「Kumeu Pinot Gris」です。


ピノ・グリ」は、クリアな酸味とエレガントな果実味が溶け合い、余韻もすっきりとしていてとても飲みやすいワインです。
また、こちらのワイナリーでは今回テイスティングだけでなく、ランチを食べることにしました。やはりお気に入りのワイナリーで食事とともにワインをいただくというのが、ワイナリー巡りをする醍醐味なのです。
もちろん、このソルジャンでの食事を選んだにはちゃんとした理由があります。

実は以前、このソルジャンで食事をしたことがあるのですが、お世辞抜きでどの料理も非常にクオリティが高いと感じました。今回も期待どおり、最高の料理をいただくことができました。


こちらはイカのフリットですが、この料理にはスパークリングワインを合わせるのがおすすめです。


こちらは、季節野菜のスープ。
数種類の野菜が丁寧に裏ごしされているので、野菜本来の旨みを堪能できます。


そして、ニュージーランドの王道であるフィッシュアンドチップス。


そして、メインは鶏胸肉のローストです。表面はパリパリ、なかはとてもジューシーにローストされていて、トマトベースのソースも食欲を増幅させます。
ここに、ピノ・グリを合わせます。


そして、もうひとつのメインは、ヒレステーキの赤ワインソース。絶妙な肉の焼き加減は、プロの技を感じることができます。

お腹もしっかり満たされましたが、ワイナリー巡りはまだまだ続きます。


次に向かったワイナリーは、「クーパーズクリーク」

クーパーズクリークワイナリーは、近年多くのワインアワードで数々の賞を受賞している注目度の高いワイナリーです。
このワイナリーでは、気軽に楽しめるハイクオリティなワインを生み出す名手であるアンドリューとシンシア・ヘンドリー夫妻が、ぶどうの個性を引き出すニュージーランドの冷涼な栽培環境を反映した、主に辛口のスタイルの最高品質のワインを生産する目的で、1980年に設立しました。このワイナリーでのおすすめは、「HUAPAI 2016 ROSE」です。

実は、ニュージーランドワインのなかでも、ひときわ大きな成長種がこのロゼです。
薄いピンク色をしたこのロゼワインは、愛らしい香りと口当たりのよさ、そしてイチゴやブラックベリーを思わせる優しい果実味が特徴で、特に夏に飲むロゼはまさに秀逸としかいいようがありません。


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続いて向かったワイナリーは、「ウエストブルック」


ウエストブルックワイナリーは、僕がニュージーランド現地でもっとも信頼するワイン店の店主がずっと勧めていたワインメーカーです。


ここのイチオシはシャルドネなのですが、今回ワイナリーを訪ねて思わぬ出会いが待っていました。
それは、このワイナリーでしか買うことができない限定スパークリングワイン白と赤を手に入れることができました!


そして、最後にご紹介するのは、「ハンティングロッジ」

ハンティングロッジワイナリーは、その名のとおりアコモデーション(宿泊施設)とワイナリーが併設しているワインメーカーです。
また、セラードアにデリ、イベント会場が併設され、アワードシェフであるデス・ハリス氏が率いるデリでは、ワインとともにブレッドやハムなどの軽食が提供され、イベントスペースは人気のウエディング会場となっています。
のんびりとワインを飲みながら、時間を忘れて時を過ごすことができる。こんな贅沢を、一度くらいしてもいいのではないでしょうか。
もちろんワインも極上のラインナップが揃っているのはいうまでもなく、世界中から多くの人が訪れている人気のワイナリーです。

ここで特筆したいのが、ワインボトルのデザイン。なんと、ラベルではなくボトルに直接印刷するという珍しい技法が用いられているので何ともオシャレな演出です。



ということで、今回はオークランド近郊のワイナリー巡りをご紹介しました。
実は、オークランドにはまだまだ注目度の高いワイナリーがたくさんあります。
それは、またの機会に……。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Special Thanks: Kenichi Miyamoto & Yuki



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