ワインの祭典Vinexpo Tokyo 2016が11月15、16日の2日間、ザ・プリンス・パークタワー東京で開催されます。
日本におけるワイン市場がどのようなものになっているのでしょうか?
日本市場を読み解く8つのファクター
Vinexpo発表の「The Wine and Spirits Market in Japan with Prospects Until 2017」(日本におけるワインと酒類市場および2017年の展望)によると、日本ワインと酒類について興味深い事実が発表されていたので、それを超かいつまんでご紹介します。
*超かいつまんでるので、本当に細かい数字等については、Vinespoの調査資料をご覧ください。
日本市場は
・世界で7番目に大きなワイン消費市場で、小売されている1本あたりの単価はUS10ドル(約約995円)以上。
・アジア&パシフィック地域において、中国、オーストラリアに次ぐ3番目の大きな市場。
・アジア&パシフィック地域において、輸入ワイン市場は2番目に大きな市場。
・アジア&パシフィック地域において、スパークリングワイン市場は2番目に大きな市場。
・アジア&パシフィック地域のインポーターを先導する役割をになっている。
・酒類市場において世界で3番目に大きな市場。
・バーボンは世界で5番目に大きな市場。
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日本における消費動向予測
2008年から2012年の5年間で30.95%も増加しました。
Vinexpoではまだまだ伸びると予測しており2013年〜2017年の5年間では3.27%の成長率と見込んでいます。
この成長率にはスパークリングワイン消費も含んでおり、アジア・パシフィック地域ではオーストラリアに次ぐおおきな市場となっています。
また、赤ワインの消費が全体の3/2(約66%)あり、今後5年の間で3.04%の消費増になることが見込まれます。
*白ワインは4本に1本の割合で日本では飲まれている。
ロゼの消費がかな増加していますが、2017年には全対象にの3.7%となる見込みで、まだまだ小さい割合です。
日本のスパークリングの消費の83%はフランス、イタリア、スペイン産
フランス産がその中でも大きく主導しており37.5%を占めます。
スペインがそれについで23.9%、イタリアは21.6%です。
ここ5年間の輸入ワイン消費市場の成長について
2008年から2012年の間に、日本で飲まれたワインの40%以上が輸入ワインでした。
国産ワインと比較して14.46%の割合で増えていました。
2013年〜2017年にかけて、消費される2/3(67.5%)が輸入ワインと予測しています。
フランスが日本へのワイン輸出国として最大、それに次ぐのがイタリアとチリ
2012年の時には5本に1本がフランス産ワインで全体の21.85%のシェアでした。
2008年から2012年にかけてイタリアワインは41.16%の成長率で消費され、全体の12.66%のシェアにまで成長しました。
チリはスペインについで、3番目におおきな日本への輸出国となりました。
細かい数字等については、Vinespoの調査資料をご覧ください。
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