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ワイン産地まとめ 南アフリカ

Saku-zeoux
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近年人気の南アフリカワインですが、そのワイン造りは1652年にまで遡ります。オランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックがケープに入植し、1655年にブドウを植え、1659年にこの地で初めてワインを造りました。アパルトヘイトが撤廃された1991年に国際市場との取引が活発になると、投資や技術移転が活発になり、一躍、南アフリカのワインは国際的に認められるようになりました。

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南アフリカワインの特徴

南アフリカでは国際品種が多く栽培されており、白ブドウではシャルドネやソーヴィニョン・ブラン、黒ブドウではカベルネ・ソーヴィニョンやシラーが人気です。しかし、南アフリカを代表する品種と言われているのは、白ブドウでは現地でスティーンと呼ばれるシュナン・ブラン、黒ブドウではピノ・タージュと呼ばれる品種で、これはピノ・ノワールとサンソーの交配品種とされています。
2015年のOIV(国際ブドウ・ブドウ酒機構)による予測データでは、南アフリカのワイン生産量は世界第8位となっています。酸化防止剤の使用について世界で最も厳しい基準を採用しているというのも、南アフリカのワインを特徴づける一つと言えるでしょう。

国内産地の紹介

ブドウ栽培地域は西ケープ州の沿岸部に集中していて、地中海性気候に恵まれ温暖で日照時間も長くなっています。春や夏には、ケープ・ドクターと呼ばれる風が強く吹くために、ぶどうは病気にかかりにくく元気に育ちます。このため農薬の使用が少なくてすみ、環境にもカラダにも優しいワインが生産されています。西ケープ州の沿岸地域にあるステレンボッシュが南アフリカ随一のワイン産地であり、そのほか、パールやコンスタンシア、スワートランドも有名な産地となっています。

ステレンボッシュ地域とワインの特色

ステレンボッシュ地区は、南アフリカ最高の品質を誇るワイン産地です。南フランスに似ていると言われる気候や土壌がワイン栽培に適していて、ワイン栽培と醸造を学べるステレンボッシュ大学を擁することから、品質の面で南アフリカをリードする産地となっています。ステレンボッシュ地区のワインでは、特にボルドーブレンド(カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、カベルネ・フランなど)の赤ワインが品質的に優れていると言われています。

パール地域とワインの特色

南アフリカワインの品質向上を牽引してきた醸造者共同組合連合(KWV)の本拠地があるパールは、生産量で南アフリカ最大の産地となっています。南アフリカを代表する白ブドウのスティーン(シュナン・ブラン)、黒ブドウのピノ・タージュから南アフリカの個性を現すワインが生産されています。ステレンボッシュとパールを合わせてワインランドと呼ばれています。

コンスタンシア地区とワインの特色

ケープ地方で最古のワイン産地であるコンスタンシアは、ケープタウンよりさらに南の冷涼な地域。ナポレオンが流刑されたセント・ヘレナに送らせたことで有名になった甘口ワイン「コンスタンシア」がかつては南アフリカで最も有名なワインでした。現在ではその冷涼な気候を生かしたフレッシュなソーヴィニョン・ブランやシャルドネから優れた白ワインが生産されていますが、甘口ワイン「コンスタンシア」を復活させる動きも始まっています。

南アフリカワインの魅力はコストパフォーマンスの高さと地球とカラダへの優しさ

南アフリカは非常に高品質ながら、リーズナブルな価格で楽しめるワインの宝庫です。さらには、農薬を減らしたブドウを使った酸化防止剤添加が少ないワインをいただけば、地球とカラダへの優しさが染み渡る気分を味わうことができます。

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