東御市にできたマイクロワイナリー、”ドメーヌ・ナカジマ”。
突撃でお邪魔してきました。
ドメーヌ・ナカジマ全景
南向きの斜面で栽培されているドメーヌ・ナカジマのぶどう。
安定した気候と南向きの斜面
ドメーヌ・ナカジマが誕生した、長野県東御市は、千曲川ワインバレーの一角で
緩やかに傾斜した斜面は南向き。
雨が少なく日照が多い、風通しのよい乾燥した1年を通して安定した気候と、
高い標高から燦燦と照りつける太陽の光がぶどうの果実味を極限まで高めていきます。
2008年にはワイン特区に指定され、まさにワイン作りのために存在する場所です。
ドメーヌ・ナカジマの誕生
「ドメーヌ・ナカジマ」を立ち上げた中島豊さんは、東京都羽村市出身の36歳。
理系の大学院を出てシステムエンジニア(SE)として就職し、サラリーマン生活を7年間送りました。
ワインに魅せられたきっかけは、趣味の料理だったそうです。
勉強のために通い始めたフランス料理の学校で、料理に合うワインを選んで飲むことを覚え、
ワインの虜になったそう。
こうしてフランスやドイツのワイン産地を訪ねたり、そのうちに、とうとう自分でワインをつくろうと決心するに至ったのでした。
東御市は2008年にワイン特区を取得しました。
ワイン特区では、通常の酒造免許に必要な年間生産量の3分の1でも醸造が認められてます。
小さな工場で年間2000リットル(ボトルにして約3000本)以上つくればよいということで、
中島さんはそれを知って会社を辞め、東御市に移住して土地を探し、ワイン作りをスタートさせました。
ジャスパー・モリスが絶賛したカベルネフラン
2016年4月に、マスター・オブ・ワインの資格をもつジャスパー・モリス氏(英国)が、
世界的にも注目を集めるNAGANO WINEの調査のため、「おいしい信州ふーど(風土)」大使の鹿取みゆき氏とともに、
東北信のワイナリー視察するとともにNAGANO WINEを試飲・評価しました。
その中でも、ジャスパー・モリス氏が、飲んで思わず「デリシャス!」と叫んだのが、
このカベルネフラン。
私も購入して飲みました。
予想以上のフィネス、冷涼なニュアンスの中に凝縮された果実味が
美しく織り込まれてます!
日本でこんなカベルネフランと出会えるなんて!
購入希望の方は、ドメーヌナカジマさん宛まで
電話かメールでお問い合わせください。
ドメーヌナカジマ
所在地:長野県東御市和4601-3
TEL:問い合わせはメールで(info@d-nakajima.jp)
URL:http://monvignoble.blog90.fc2.com/
中島 豊(なかじま ゆたか)
1978年、東京都羽村市出身。2002年に理系大学を卒業後、システムエンジニアとしてサラリーマン生活を送る。2009年、東御市に移住。日本にとどまらず、フランスやドイツなど各地で醸造の研修を受け、2014年、ドメーヌ ナカジマを開設。栽培品種は、主力のカベルネ・フランに加え、メルロ、シュナン・ブラン、ソーヴィニオン・ブラン。本数が少ないため、取り扱っている酒屋や飲食店は少ないが、ブログ「ぶどう畑で逢いましょう」より、取り扱い酒販店が紹介されており、時期によりメールにて直接購入も可能。また、ワイナリーに併設された売店が土日限定で11時〜16時まで開店している。(ブログ要確認)
(取材・文/編集部 写真/編集部)
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